「思考を現実化するのにはタイムラグがある」と本で読んだことがあります。魔法使いのように、魔法をかければすぐになんでもできるというものではありません。何度も書いてきましたが、このタイムラグの間に湧き上がるマイナス思考(願いは叶わないと打ち消してしまう思考)がすべてを台無しにするのです。
著書「あしたを生きることば」の出版が決まるまでにも、何度もそういう思考が湧き上がりました。
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8月8日:大阪ボニーラ
9月7日:東京アートカフェフレンズ
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前回の投稿「チャンスの神様が目の前にやってくるとき」の最後に書いた言葉は、チャンスの神様の言葉です。少なくとも2000人、2500人は集まる大イベントでのメインスピーカーの依頼(問い合わせ)が来たときに、私の応援者であったAさんも、また、主催者さんも「著書はないのか?」と聞くのです。
夏になる頃の話だったと思います。
そのイベントは翌年の4月。
私は本がどういう行程でできるのかも知らないし、まして出版できるのかすらわからない。それどころかメインスピーカーと言っても日程確保の段階で、まだ私に決まったわけでもありません。
瞬時にいろいろなことを考えました。
できない理由もいっぱい浮かびました。しかし、それをできる理由に変えていかないといけない!という思いがどんどん湧き上がってきます。この瞬間が「現実化の瞬間」です。思考が現実化する経験をお持ちの方は、思い出してみてください。きっとこの瞬間があるはずです。
ゆっくり人生を歩みたい方にはしんどい発想かもしれませんが、このときに私の心に明確な答えがひとつだけあったのです。
自分の書籍をつくるチャンスは今しかないこと。
なぜなら、発売日が決まったからです。
翌年の4月20日には大イベントで講演をする。
その日に書籍を販売できる。
書籍の発売日はそれより後では何の意味もない。
私が講演会でよく言う「夢に日付が入る瞬間」です。
夢に日付けが入れば目標となる。
出版の夢は、私の中で目標となりました。
これが現実化です。
ここからは性格によって受け止め方は様々です。先ほど書きましたように、ゆっくり生きたい人には、少ししんどいことかもしれません。目標に向かってスケジューリングするからです。それは「達成する」という目的です。
さて、どこから手をつけるのか。
ここまで読んでくださった方はわかりますよね。
その日、帰宅した私は、しまい込んでいた出版プロデューサーの名刺を出してきました。そして「4月20日に書籍を販売したい」とメールを入れるのです。もちろん企画書もまだありません。今思えば、かなり強引なメールでした(笑)。
さて、その後はいかに。
続きはまた明日♪
さくらいりょうこ