12月に出版される私の闘病記の原稿を書きながら、これまでの人生で選んできた選択が、今の自分の人生をつくっているのだなと、ひしひしと感じています。
私に起こった奇跡的な出来事の多くは、人とのつながりによってもたらされました。そして、その奇跡を受け入れるかどうかは、自分が選択をしていることに気づいたのです。その選択によって、その後の人生は左右されることもわかりました。
選択がうまくいった時、私の未来は大きく変わっていきました。何度もそういう経験があります。
クローン病と診断された時、長期の入院で、すべてのことが思うようにならなくなりました。しかし、その後も講師や演奏家として活動する道を選び、前進するとを決めたことで、多くのチャンスをいただくことができました。選択肢は「病気を理由に夢を諦める」か「それでも続けるか」でしたが、結局、私は後者を選んだのです。
しかし、この選択は後に、すべてをあきらめるという選択を導いていきました。よかったのか悪かったのか、結果を見れば、悪い選択だったように思います。
また、講演の機会が与えられた時、自分にできるのだろうか?と、できない選択をしかけました。知識も能力も経験もなく、人の前で話すことはプレッシャーがありました。それでも 「やる」を決めて舞台に立つと、多くの方が、私の言葉に共感してくださいました。「あなたの話が心に響いた」「前向きに生きる力を受け取った」という言葉をいただいたとき、「やる」と決めた選択が正しかったのだと感じました。
オカリナの演奏を取り入れた講演も、その一つです。 「オカリナを吹いてみよう」とトライすると、多くの方から「オカリナで心が癒された」「あっという間に時間が過ぎた」との感想をいただくことができました。この選択は、音には、言葉ではない深い部分に共鳴する力があるのだと感じた瞬間でした。
選択が成功したとき、私の人生は驚くほど良い方向に進んでいきました。 今、健康状態が少しずつ回復し、病気を乗り越えることができたのも、自分がその都度「やる」を選択をし続けたからだと思います思います。選択の積み重ねが、今の私を作ってくれたのです。
人生において選択は避けられないものです。私はそれを何度も経験してきました。これからも、勇気を持って自分の選択を信じて、進んでいきましょう。
チャンスが与えられたとして、「やる」を決めるのは自分です。その先に、奇跡が待っているかもしれません。
12月に闘病記を出版します。
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『幸せを向いて生きる』
クローン病を乗り越えた「選択」のチカラ
著:さくらいりょうこ
出版:星湖舎
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本ができあがりましたら、あらためてお知らせいたします。
1月16日(木)の夜に大阪で出版記念パーティーを開催します。お越しになられたい方は、お問合せからメッセージください。
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2022年4月1日より下記に変更しました。
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