名古屋での講演会に向かう前、お昼ごはんを…と、地下鉄の階段を上がったところにあったモスバーガーへ入りました。

レジには、ひとりの女性客。
スマホのポイントで支払いたいようなのですが、なかなかうまくいかないようでした。次に、スマホに入っているカードで支払おうとするも、やっぱりうまくいきません。

画面を何度もタップしてはやり直し…後ろに並ぶ私、そしてどんどん伸びていく行列 … 。気づけば、10分以上の時間がかかっていました。

見かねて、私は声をかけました。「docomoのポイントは、ここからですよ」と。ようやく無事に支払いが済んで、女性はホッとした様子で去っていかれました。

私の心に残ったのは、レジの店員さんのこと。

その時、店頭にいたのは1人だけ。そのスタッフさん自身が、レジの仕組みをきちんと把握していないようでした。もしかすると見習いさんだったのかもしれません(そういうバッジは見えなかったけれど)。

その後、10分ほどしてから別のスタッフさんが現れ、レジが急にスムーズに回り始めました。お客としては本来こうあるべきで、レジの人がきちんと誘導できないとなあ・・・と感じました。


この出来事を通して思ったのは、ここにも「生きにくさ」がある、ということでした。

キャッシュレス化はたしかに便利です。でも、スマホ決済やQRコード注文が当たり前になっている今、それについていけない人がいるのも事実です。

高齢の方だけでなく、私だって時々、「えっ?これ、どうやるの?」「あ〜、面倒だなぁ…」って思うことがあります。

名古屋での講演では、内部障害をテーマに「生きにくさ」について話しました。 でも、“生きにくさ”は、何も障害に限った話じゃない。現代社会のなかに、誰にとってもふと感じる「不自由さ」や「やりづらさ」は確実に存在しています。


人権講演会の場では、よく「差別」という言葉が使われます。 でも私は、それを一括りにしてしまうのは違うとも感じています。

“普通”があるから、
“普通じゃない”が生まれる。

では、“普通”って何でしょう?

その続きは、次のブログで。


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