皆さん、こんにちは。

10月に入りましたね。

いい季節です。

大好きです。

 

 

 

この季節、私の仕事で増えてくるのが「学校講演」です。

オカリナワークショップやコンサートのことをよく投稿しているので、私のことをミュージシャンだと思われている方も多いと思いますが、私の生きる糧となっているのは講演会の講師という仕事です。人権講演会や福祉講演会、教育講演に企業や業界の周年事業などの特別記念講演などで話させていただいています。

 

 

いったい何を話すの?

 

 

と、お思いですよね?

簡単に説明すると、クローン病の闘病と人生の挫折、そこから得た気づきなどを話します。

軸はひとつなのですが、会の目的によって入口と出口が変わります。

対象者に合わせて内容も話し方もすべて変わります。

 

 

こういう講演会に千数百回招いていただきました。

光栄なことです。

そしてその千数百回の半分を占めるのが、このブログのタイトルに書きました学校講演です。

 

 

完全アウェイの学校講演。

ここで私は鍛えられました。

 

 

なぜ完全アウェイなのか。

想像していただければすぐにわかります。

 

 

「今日の午後は授業はありません。全員体育館に集合。難病のフルート奏者による人権講演会です」

 

と言われて、わくわく楽しみに思う生徒さんがいるでしょうか?

いるとすれば、吹奏楽部のフルートパートの生徒さんくらいでしょう。

それも2コマの授業を使って90分の講演会ですよ…。

私の中学生の時にもありましたが…それはそれは長い時間でした。

 

 

 

まったく楽しみにしていない中学生が目の前に数百人、多いときで千人集まっているのです。

テンション上げて「みなさーん!こんにちわ~!!」といくべきところでしょうが、それをすると多くの中学生はドン引きしていしまいます。

どこかに無理があるんですよね。

 

 

そこで私が選んだ手法は「ギャップ」です。

 

きれいなドレスを着て出てきたおとなしそうな難病のフルート奏者は、きっと、細々とした声で眠たい話を長々とするんだろうなあと…(生徒さんは)思っているはずなんですよ。

もしくはテンション高い声で必死で話すかもしれない。

 

 

 

「だるいなあ…こんなんだったら授業の方が楽しいのに…」

 

 

 

と思っている生徒さんに向かっての私の第一声は驚きのようです。

 

 

想像するよりずっとずっと「ダルく」「低いテンション」で…

「みなさん、こんにちは」と言うのです。

ほとんどの中学生が顔を上げる瞬間です。

 

一度聞いてもらえればわかりますが、ただダルいだけだったり、低いテンションであるだけならダメなんです。

「間」が必要なんです。

実はここだけは、ものすごく計算しています。

いわゆる「掴み」ですね。

 

この掴みがうまくいけば、そのあとの90分はこちらのものです。

 

 

こんなことを書き始めたら、ブログネタに困らないわ(*^。^*)

そのあとの掴みネタ(いい話なんですよ)もありますので、それは次回書きますね。

 

 

私の学校講演の演題は「夢をあきらめないで」という、とってもとってもありきたりなもの。

そこで毎回「今の夢ってなんですか」と問いかけています。

 

私のメールマガジンで配信している「7つの講話とWebコンサート」でも話しているのですが、中学生くらいになると「夢は叶わないものだ」と思っているようです。

そしてそこにはドリームキラーの存在もあるんですよ。

ドリームキラーとなっているのは「自分の夢を持たない大人たち」

 

 

「いい高校に進んでほしい」

「クラブよりも勉強を頑張ってほしい」

「夢なんて叶わないから現実を見なさい」

「安定した職業につくように」

 

こういう大人たちが、子どもの夢を摘んでいっているようです。

同じことを子どもに要求したとしても、アプローチの仕方でずいぶん変わります。

 

 

まずは否定しないこと。

そして、大人も自分の夢を持って生きること。

そんなシンプルなことで変化は訪れます。

 

 

 

では、あらためまして。

大人のみなさんに問います。

 

 

「今のあなたの夢ってなんですか?」

 

 

 

本当の自分がやりたいこと…

自分を見つめるヒントになる「ライフレッスン」という本の中からの気づきを私のメールマガジンで配信します。

次回は明日10月2日の朝7時配信です。

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今日もありがとう

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さくらいりょうこ