今年の2月9日にオカリナ教室リーナ★リーナの発表会がありました。コロナコロナと言い出した頃です。伴奏合わせの頃から「消毒液とかどうする?」という会話を先生方としていました。ライブハウスがクラスターとか、本当にひどい風評被害が出る以前の逃げ切り開催でした。

その日の懇親会は、とても楽しく、「次の発表会は何を吹こう?」とみんなでわいわい話していました。オカリナフェスティバルに出るという宣言もたくさんありました。

目標があることは、思っている以上に大切です。

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特別オンラインレッスンをはじめて、しばらく経った頃、4月の初め頃かな・・・。急に生徒さんたちの雰囲気が変わりました。会ってもいないのに、わかるんですワタシ(笑)。そういうのとても敏感にキャッチします。

理由は、様々なイベントの中止。

オカリナフェスティバルも例に漏れず中止。オカリナに限らず、何もかも中止。その上に外出も制限され、報道を見ているとめちゃめちゃ怖くなります。

自粛警察とか言われておりますが、あれはひどい。しかし、報道から受ける印象は「楽しむことがダメ」と、勘違いしてしまいます。

自分の話をさせてもらうと、楽しみどころか、仕事がすべて中止になったのです。鬱ってる場合じゃありません。これからどうしよう~~と思えば気が重い。でも、生きてるんです。なんくるないさと、自分のことは持ち直しましたが…

生徒さんたちは、こういうことに慣れていない(あたりまえ)ので、大変しんどかったと思います。

私が慣れているというのは、へんな話ですが、病気ですべてなくし、震災でまたなくし・・・何度も何度も人生を立て直していますので、切り替える力は持っています。さすがに今回のコロナは予測がつかず、通院している病院が院内感染で大変なことになったり、自分も感染しているかもしれないとか、いつどのように収束するのかとか、ヨーロッパやアメリカのように、ひどいことになったら、経済はどうなるのか…。音楽や文化は、こういう辛い時期は、後回しにされます。楽しんではいけないのですよね…

で、生徒さんの気持ちを、いろいろと考えてみました。

皆さんが失くしていたのは「目的」でした。

オカリナをひとりで吹いていてもなあ~~。

発表会の楽しみを知った皆さんは、きゅうう~~~とその楽しみを心の奥へしまい込んだかのように見えました。

つづく