おはようございます💛
オカリナ教室リーナ★リーナ主宰のさくらいりょうこです。

ひとつ前の記事で音が聴こえることについて書きました。

オカリナを学ばれている方のほとんどは、音が聴こえているのではないでしょうか。昨年、大阪オカリナフェスティバルにご参加の方で「音がほとんど聞こえていない」と言われる方が数名おられました。それでも素晴らしい音を奏でていることに驚いたことを記憶しています。

想像の域でしかないですが、聴こえにくい方は、自分の音や、伴奏の音をとても慎重に、そして注意深く聴いていると思うのです。

では、普通に聴こえている私たちはどうなんでしょうか。

どのくらい自分の音や伴奏の音を聴けているのでしょうか。

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自分の音を聴く。

これは何より大切なことです。

その先に

自分の奏でる演奏を聴く。

という世界があります。

録音して聴くのではありません。

吹いている(奏でている)その瞬間に、オカリナが放った旋律を聴けるようになれば、リーナ★リーナの目指す

聴かせるオカリナ

という価値観が理解できるようになります。

昔、大フィルのフルート奏者の方が「フルートにはフォルテは存在しない」と言われていました。この言葉に疑問を持った私は「あんな大きな会場(3000人収容のフェスティバルホール)の後ろまで聴こえる音をどうやって出すのですか?」と質問しました。

その答えが素晴らしすぎました。

オーケストラの演奏の中で、大きな音で(みんなで)演奏するところは、フルートはいてもいなくてもいいんだよ。そんなにがんばったら音がつぶれてしまうだろう?そうじゃなくて、フルートはピアニッシモの世界なんだ。フルートのソロは大抵ピアノかピアニッシモ。その美しい繊細な旋律を、ホールの一番後ろにいる人が、耳をそばだてて聴くんだよ。

感動の回答でした。

聴かせるオカリナの原点になっている言葉です。

どんなに大きなホールであっても、音は届きます。自分の出した音がどこへ向かっているのか、その音が見えるようになれば(自分で見るんです)ぐんぐんと世界は広がります。

音を見るという不思議な言葉を使いましたが、これが一番わかりやすいと思います。音大受験生の時のレッスンで、教授が「君は自分の音楽が聴こえているからいいね」と言ってくれました。当時の私には意味がわかりませんでしたが、後にわかるようになっていきました。

オンライン教室の生徒さんたちは自分の演奏を録音して練習してくれています。客観的に聴くことで自分の演奏のマズイところが一目瞭然なのです。そこを自分で改善していくと(前よりは上手く吹こう!とするだけ)、どんどん上達します。

しかし、私の言っている「自分の音を聴く」という世界は、そこではないんです。頭の中で奏でた音を描くように空間に放つという感じでしょうか。

ああ・・・

だんだんわからないことを書きだしました(笑)

何それ?と思った方はメッセージください。

一度でも私のレッスンを受けてもらえればわかります。

さくらいりょうこ🌸