知り合いの方が通われているオカリナ教室は、とても厳しいらしいです。何に厳しいのかはよくわかりませんが、一曲を仕上げるのに数か月かかるそうなんです。
一年に数曲仕上がるとのことで、その方はとても上手なんですが、吹ける曲は少ないらしいです。
あんなに難しい曲を仕上げることができるのですから、いろんな曲が吹けるはずです。でも、知り合いの方は「吹けません」と言われます。
どうしてかな?
と考えてみました。
よくよく聞いてみると「レッスンのために練習をしていて、他の曲を練習する余裕がない」とのことでした。
なるほど・・・と思うのですが・・・
それで楽しいのかな?
と、どうしても思ってしまいます。
もちろん「夏の思い出」という曲を仕上げると思うと、私もいろいろな練習をすると思います。フレーズだけでなくブレスの吸い方、休符の感じ方、音の立ち上がり、音の処理、その上で感動する表現・・・言い出したらきりはありません。
仕上げるとはなんだ?
という疑問が湧いてきました。
何をどの時点で「仕上がった」とするのでしょう?
音を間違えない、拍を正確に、リズムも正確に、音程も正確に、ここまでできれば仕上がったのでしょうか。
音楽とは永遠に仕上がらないと思っています。
自分がフルートのレッスンを受けている時のことを思い出してみました。高校生の頃は教授のレッスンは月1回でした。他にレッスンを受けることはありません。宿題はエチュード四曲とヘンデルやバッハのソナタでした。
一時間のレッスンでしたが、エチュード四曲は、ほとんど吹きなおしなし、一発で次の曲にいきました。五曲目を開かれると初見です。でも、吹けそうならどんどん吹いていきました。すると五曲目もクリア。そこまで約30分。その後は曲のレッスンです。先生がお手本を吹いてくれて、その通りに吹ければOKでした。
なんていうのかな?
おそらくですが「 を間違えない、拍を正確に、リズムも正確に、音程も正確に」吹けていたんだと思います。なので、数をこなすことを要求されていたように思います。
数をこなす。
書きながら気づきました。
数をこなすって、思っているより必要なことだと思うのです。曲は星の数ほどあります。知っている曲も知らない曲も、どんどん吹いていくことで、メモリが増えていきます。
音の出し方、フレーズの歌い方、強弱のつけ方・・・曲によって違うんです。
自分がもっとも吹きたい曲(目標の曲)に関しては、どれだけ練習してもし足りないと思います。ですが、同じ時期にずっと練習しても煮詰まるだけなんです。他の曲を奏でているうちに、目標の曲が前より上手になっていたりします。
価値観の違いかもしれませんが、ひとつの曲を仕上げるために、複数の曲を吹くことが大切だと思います。うん、確信してきましたよ✨
リーナ★リーナはリアルは毎月違う曲をレッスンしています。仕上げるのは生徒さん自身です。仕上げたいと思えば個人レッスンを申し込まれます。発表会には自分の吹きたい曲を持参されます。以前は、自分の実力より簡単な曲を選んでいた生徒さんたちは、今では、少し背伸びする曲を選んでいます。
素晴らしいことではないですか!
オンライン教室は、月に4曲です。
楽譜が増えすぎる~と生徒さんに言われますが、課題曲を素材として、オカリナを吹くコツを伝えています。
皆さんはどうでしょうか。
まずは楽しむ。
大切なことですね。
たくさん奏でて、どんどんレパートリーを広げましょう。
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2022年4月1日より下記に変更しました。
☎050-5865-6969
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