働くことへの、静かな問いかけ
📅 2025.10.30|命の時間シリーズ vol.1
あなたは、「働く」という言葉をどんな意味で使っていますか。
生きるための手段でしょうか、それとも、どこかから与えられた役割や義務のように感じているでしょうか。
このたび、noteにて新シリーズ『命の時間を生きる ― 居場所をめぐる五つの灯火 ―』
を始めました。
この連載は、私たちが当たり前に使っている「働く」という言葉の裏側に潜む、もっと深く、個人的な意味を探る静かな旅です。
第1章のタイトルは、「働くことは、命の時間である」。
私たちは、自分の持っている貴重な命の時間を、どこに注ぎ、どう使うかを、日々選択しています。
もしその時間が、心の底から納得できないものだとしたら――
それはそのまま、自分の命を納得せずに使っていることになるのかもしれません。
第1章では、「働くこと」を生きるための手段ではなく、“生き方そのもの”として捉え直し、私たちが心から安らげる“居場所”の確かな足場を描いています。
あなたの命の時間が、誰かの笑顔に繋がり、胸の奥で、じんわりと灯となって還ってくる瞬間。
その静かな確信を、ぜひnoteでご一読ください。
優しさで「働く」を包む
私にとって、「どうやって生きるか」という問いは、21歳で難病を患ったあの日から、人生のすべてになりました。
20代では絶望の淵に立たされ、30代では「自分の力で働くこと」が生きる証だと信じて、人並みを求めました。40代では、逆に「自分にできることを与えてもらう」ことの温かさを知りました。そして50代に入り、自由と可能性を求めてもがきながら、ようやく気づいたのです。
遠い未来でも、過去でもなく、ただ「今ここを生きる」ことの中に、すべてがあるのだと。
このシリーズは、そうした命の変遷の中で、「働く」そして「居場所」という言葉を、もっと優しく、もっと自由に捉え直したい――そんな願いから生まれました。
それは、義務ではなく、内側から命を動かし、自分の時間を大切に使うこと。
働くことを通して、私たち誰もが「ここにいていい」と思える、そんな“居場所の温度”を見つけられるように。
読者のみなさんと同じ目線で、このテーマを見つめていけたら、これほど嬉しいことはありません。
『命の時間を生きる ― 居場所をめぐる五つの灯火 ―』は、働くことの本質から、人生を支える“居場所の温度”、人との繋がり、感謝、そして最終的に「自分にとっての生き方」を見つけるまでを、全五章で描く物語です。
あなたの日常に、静かな光を灯すことを願っています。
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