オカリナを、もっと上達したい方へ。
今回ご紹介するのは、スコットランド民謡「アニーローリー」をテーマにした、6つの変奏で構成されたレッスン曲です。
この変奏曲のねらいは、ただ“吹く”ことではありません。
リズム・音程・指使い・アーティキュレーションなど、演奏の土台をしっかり整えるテクニック強化型の練習です。
「なかなか思うように吹けない…」
「吹けているけど、音がぼんやりしてしまう…」
そんなお悩みを持つ方にこそ、おすすめのレッスン内容です。
Contents
無料ダウンロード|アニーローリー変奏曲 楽譜(編曲:あまこゆりえ)
今回のレッスンで使用している「アニーローリー変奏曲」の楽譜(PDF)を無料でご覧いただけます。
▶︎ アニーローリー変奏曲 楽譜ダウンロードはこちら(PDF)
(編曲:あまこゆりえ / 公開:リーナ★リーナ)
※個人練習・指導目的に限りご自由にご活用いただけます。無断転載・再配布はご遠慮ください。
※あまこゆりえ:京都芸術大学作曲科卒業。その後、本格的にアレンジとDTMを学び、CMやオカリナの楽曲提供、アレンジにと活躍中。
ステップ1:テーマを正しく吹く
まずは、原曲「アニーローリー」の旋律を、拍と音程を正確に感じながら丁寧に演奏することからスタート。
ここでのポイントは、「ドレミで歌う(階名視唱)」。
耳で音程をとりながら歌う習慣をつけると、音程感覚がぐっと育ちます。
拍がわかりにくい方は、すぐにオカリナで吹かず、手拍子をとったり、メトロノームをつかって、拍を意識することが大切です。
楽譜に苦手感がある人も、何拍子なのかを把握して歌うことが大切です。
もし、曲を知らなければ、YouTube等で聴いてみることをおすすめします。
ステップ2:音数を増やす
次は、16分音符やスラーを加えて、メロディをより動きのある形に。
拍を正しくキープしながら、スラーをなめらかに演奏するためには、何度もスラーがかかっている音を反復練習するのが効果的です。この時、タンギングする位置を理解しておくことが大切です。
スラーは、繋がる音によって「やりやすい」「やりにくい」があります。簡単に「できる」と思わず、しっかりと練習されることをおすすめします。
また、「トゥトゥトゥ(タンギング)」で歌ってから吹くことで、アーティキュレーションが一気に明確になります。
ステップ3:装飾音で彩りを
装飾音は、表現に華を添える大切な要素です。
スムーズに演奏するコツは、やはり「ドレミで歌う」こと。不思議ですが、歌えたら吹けるのです。何も急いだり、慌てたりする必要はありません。テンポの中に自然に組み込まれるまで、視唱と練習を繰り返しましょう。うまく決まれば、ちょっとおしゃれに着飾ったアニーローリーのできあがりです。
もうひとつ、装飾の吹き方で注意したいことがあるのですが、文章ではうまく書けません。いずれ動画でお知らせしますね。
ステップ4:三拍子にチェンジ
拍子が三拍子に変化し、ワルツのような柔らかさと流れが生まれます。
「♩=180」の速さでは、1小節をひとつとして感じると吹きやすくなります。もちろん、これもドレミ視唱からはじめてください。回り道のようですが、最短でうまくなる方法です。
ドレミ視唱で、息の流れと身体のリズムを合わせていくと、オカリナでもさらっと吹けてしまいます。もし、どこかで指が詰まるなら、そこは練習ポイントです。運指がうまくいってないだけですので、その部分をしっかりと練習すればすぐにできます。
ステップ5:リズミカルに跳ねてみる
同じ三拍子でも、スラーとスタッカートを組み合わせて、より軽やかに、リズミカルに演奏するには、アーティキュレーションの理解が欠かせません。
「トゥトゥトゥ」で歌ってから吹くというレッスン法は、ここでも大活躍です。
「トゥトゥトゥ」で歌う際、スラーやスタッカートも、すべてタンギングで表現してください。そして、オカリナで吹くときは、丁寧にそのタンギングを配置します(音と指と舌のタイミングを合わせる)。
実は、この練習ができるようになると、強弱も、緩急も、表現力のすべてが整うようになります。アニーローリーだけでなく、どの曲でも練習してみると良いでしょう。
ステップ6:転調で世界を変える
最後は、転調です。
指使いも音の跳躍も難しくなりますが、ここは練習あるのみ。
「練習は裏切らない」という言葉の通り、コツコツ積み重ねていきましょう。


各変奏を「完結」させよう
変奏曲で最も大事なことは、1つひとつの変奏を“完結”させてから次に進むことです。
つなげて吹いてしまうと、どこからどこが変奏なのかがぼやけてしまいます。
テーマから変奏1へ、変奏2へ──ページをめくるように、はっきりと区切って演奏しましょう。
息を吸いなおして「さあ、ここから新しい景色へ」と自分に合図を出す。
その“間”こそが、音楽の表情をつくります。
難しい…でも楽しい!
最初からうまく吹ける人はいません。
けれど、少しずつできるようになる――その過程こそが音楽の醍醐味です。
「吹けなかったフレーズが、今日は少しそれらしくなってきた!」
そんな瞬間に、心からの喜びが生まれます。
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