オカリナ教室には、個人でレッスンをする教室と、グループでレッスンを行う教室があります。
リーナ★リーナはその両方を備えていますが、ときどき聞こえてくるのは、

「個人レッスンの方が、ちゃんと見てもらえる」という声です。

たしかに、個人レッスンでは、その方の音や吹き方を細かく見ることができます。
けれど私は、大人の習い事だからこそ、グループレッスンには大きな意味があると思っています。

今日は、その理由を書いてみたいと思います。

個人レッスンでは、間違いにも目が向きやすくなります

個人レッスンでは、どうしても「できていないところ」や「間違っているところ」に、本人も講師も気づきやすくなります。

それは悪いことではありません。
むしろ、問題を整理して、短い時間で解決していくには、とても大切なことです。

ただ、大人のレッスンでは、それが少しつらく感じられることもあります。

間違っていることが、はっきり見える。
できていないことが、自分でもよくわかる。
講師もそこを見ないわけにはいかない。

それは上達のためには必要でも、受ける側にとっては、少ししんどいこともあるのです。

だからこそ私は、個人レッスンには個人レッスンの役割があると思っています。
そして、それとは別に、グループレッスンだからこそ生まれる安心感や続けやすさがあると感じています。

できないことばかりに目が向かない

グループレッスンでは、みんなと一緒に吹いていきます。
すると、間違えたことや、うまくできなかったことが、必要以上に大きくなりません。

本人にとっても、「ここができない」「ここが間違っている」と、その一点に気持ちが止まりすぎないのです。
だから、つまずいても、また立ち上がりやすいのです。
自分の音を出すことに、必要以上に身構えなくていい。
その安心感があるからこそ、また吹いてみようと思えるのだと思います。

もちろん、講師としては、ちゃんと見ています。
指が動いているか。
譜面を追えているか。
音やリズムがどうなっているか。
そうしたことは、レッスンの中でしっかり確認しています。

ときには、ひとりずつ吹いていただくこともあります。
「え、ひとりずつ?」と、一瞬緊張が走るのですが、たまにのことでもあり、皆さんそれも含めて楽しんでおられます。

いつもずっと「できていないところ」ばかりを見続けるのではなく、流れの中で学び、流れの中で前に進んでいける。そこに、グループレッスンの良さがあると感じています。

置いてけぼりにしないレッスン

リーナ★リーナでは、「置いてけぼりにしない」ことをとても大切にしています。

大人の方は、仕事もあれば、家のこともあります。
毎日たっぷり練習できるとは限りません。
体調や気持ちにも波があります。

そんな中で、レッスンに来たときに「ついていけない」と感じてしまうと、それだけで足が遠のいてしまうことがあります。

でも、グループレッスンでは、みんなと一緒に譜読みをし、みんなと一緒に吹いていきます。
だから、「練習していないから無理」と思っていた方でも、そこでまた立ち上がることができます。

譜読みを大切にしていることについては、先日の記事でも書きました。
楽譜が苦手でも大丈夫。それでも譜読みが一番大切な理由

ひとりでは不安でも、みんなと一緒なら進める。
少し遅れても、また入っていける。
その安心感は、とても大きいものです。

ひとりでは出ない勇気が生まれる

グループレッスンの良さは、思っている以上にたくさんあります。

周りの人の音を聴きながら吹くこと。
自分では選ばなかった曲に出会うこと。
「私はこれは無理」と思っていたことに、少しだけ挑戦してみること。

そういうことが、グループの中では自然に起こります。

ひとりでは勇気が出ないことも、誰かがやっている姿を見ると、「私もやってみようかな」と思えることがあります。この「やってみようかな」が生まれることは、とても大切です。

レッスンとは、ただ教わる場所ではなく、自分の世界が少し広がる場所でもあると思っています。

生徒さん同士のフォローが生まれる

最近、特にありがたいなと思うのは、生徒さん同士が自然にフォローし合ってくださることです。

ちょっとわからないところがあったときに、そっと声をかけてくださる。
吹き方に迷っている方がいたら、やさしく支えてくださる。
そんな場面が、少しずつ増えてきました。

私は、これがとても素敵だと思っています。

教室は、先生が一方的に教えるだけの場所ではなく、そこにいる人たちで空気が育っていくものです。
そして、その空気の中で、人は安心して学べるようになります。

ただ習うだけではない。
ただ上達するだけでもない。
支え合いながら続けていける。

最初は支えてもらう側でも、続けていくうちに、今度は誰かをそっと支える側になることがあります。
そんなふうに、自然な役割が生まれていくのも、グループレッスンの魅力だと思っています。

大人には、大人に合った続け方がある

大人の習い事には、「楽しい」だけでは続かない面があります。

無理なく来られること。
来たら前に進めること。
また次も来ようと思えること。

私は、その積み重ねの方が、ずっと大切だと思っています。

リーナ★リーナが月1回90分のグループレッスンを大切にしているのも、そのためです。
大人の方が生活の中に無理なく組み込みやすく、しかも来たらしっかり学べる形を考えたとき、この形になりました。

吹ける喜びを、みんなで育てていく

リーナ★リーナが目指しているのは、ただ技術を教えることではありません。

吹けるようになる喜び。
音が重なる楽しさ。
誰かに聴いてもらううれしさ。
オカリナを通して、毎日に新しい楽しみが増えていくこと。

そういうものを、レッスンの中で育てていきたいと思っています。

グループレッスンは、上達の近道には見えないかもしれません。
けれど、続ける力や楽しむ力、人とつながる力まで含めて考えたとき、とても豊かな学び方です。

リーナ★リーナは、吹ける喜びをみんなで育てていく教室でありたいと思っています。

個人レッスンについて

より細やかに見てほしい方のために、個人レッスンの枠も設けています。
個人レッスンについては、また別の記事でご紹介したいと思います。

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楽譜が苦手でも大丈夫。それでも譜読みが一番大切な理由