人生は、いつも「選択」の連続です。

大きなことも、小さなことも、結局は 「やる」か「やらないか」

「やらない」を選んだ先にあるものは、何でしょうか。
「やる」を選んだ先にあるものは、何でしょうか。

その先に広がる景色は、自分自身で選んだ結果なのです。

考えてみれば、とてもシンプルなことです。

私はこれまでの経験を通して、この「やる/やらない」という選択が、人生を大きく左右することを痛感してきました。
そして今から10年ほど前、こんな言葉に出会ったのです。

ありがとうを5万回言えば奇跡が起こる?

今から10年ほど前に読んだ、ある本の中でこんな一節に出会いました。

「ありがとうを5万回言って奇跡が起こるわけない」
そんな言葉から始まり、
「だから、やらない人が多いんだよ」
そして最後には「やれよ」と書いてあったのです(笑)。

もともとは小林正観さんの言葉だということは、あとから知りました。
でも、その本に書かれていた「やれよ」の一言が、私の心を大きく動かしたのです。

ホントだなあ。
そんなことで奇跡が起こるなんて、あり得ないかもしれない。
でも、やらなければ、何も起こらない。

そう思ったのが、すべての始まりでした。

私はスマホにカウンターアプリを入れ、毎日「ありがとう」を数え始めました。

最初は5万回のつもりでした。
ところが友人に「あなたはネガティブだから10万回ね」と笑われ、「よし、じゃあ10万回やってみよう!」と決めたのです。

1日1,000回なら100日。
やってみると意外とできるもので、気分が乗れば2,000回も進む。

感情が伴っていないことには気づいていましたが、それでもまずは10万回をクリアしようと目指しました。

ありがとうが口癖になったら

5万回を超えたころから、自然に「ありがとう」が口癖になっていました。

スーパーのレジで。
宅配便の受け取りで。
日常のちょっとした場面で、気づけば「ありがとう」がすっと出ている。

以前は「ここで言うべきかな」とタイミングを考えていた「ありがとう」が、今ではごく自然に口をついて出るようになっていました。

それだけで、人間関係がぐっとスムーズになります。
ちょっとした行き違いも「ありがとう」で和らぎ、場の雰囲気がやわらかくなる。

たった一言なのに、こんなにも空気が変わるのかと、私は驚きました。

今から思えば、これこそが奇跡だったのです。

いいことが重なり始めた

そして不思議なことに、「ありがとう」が口癖になったころから、思いがけない出来事が続きました。

・出版が決まり、本を出す日が来た
・全国での講演依頼が増えた
・雑誌や新聞に取り上げられるようになった
・NHKラジオにも出演できた

少し自慢話のようですが(笑)、本当に驚くほどご縁が広がっていったのです。

もちろん「ありがとう」のおかげだと断言するつもりはありません。
でも確かに言えるのは、「やる」と決めたことで何かが動き出したということです。

やるか、やらないか

結局のところ、奇跡を招くのは「やる」と決めたその選択なのだと思います。

「やる」の先には、変化や出会い、思いがけない展開が待っているかもしれない。
「やらない」の先には、何も変わらない日常が続くだけ。

考えてみれば、とてもシンプルなことです。

ありがとう10万回の体験を通して、私はそのことを実感しました。

結び

やるか、やらないか。
選ぶのは、他の誰でもない自分です。

そして「やる」と決めた瞬間から、変化はもう始まっています。

「ありがとう」を口にするたびに、人との関係はやさしくつながり、笑顔が広がっていく。
その積み重ねが、未来を少しずつ変えていく――
それこそが、私が大切にしている「選択のチカラ」なのです。

さらに関連する内容を、こちらの記事でも書いています。

👉 やる人・やらない人の違い|選択の力を学ぶ講演
👉 「やる」と決めた瞬間、「できる」が始まる


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これは宗教や特別な方法論ではありません。
やるか、やらないか。
たったそれだけの話なのです。

2025年5月22日 朝日新聞ひと欄(全国版)掲載

著書『幸せを向いて生きる』(月刊『致知』にて書評掲載)

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あなたが今日選ぶ小さな行動が、未来を変える一歩になるかもしれません。
感謝とご縁の心を大切に、私もこれからも伝え続けていきます。
このメッセージを、ぜひ講演の場でも届けさせてください。

さくらいりょうこ