Contents
オカリナフェスティバルを終えて気づいた、“練習を楽しむ”ということ
公開日:2018年8月19日 | 最終更新日:2025年10月30日
この記事は、大阪オカリナフェスティバルを終えて感じた「練習を楽しむ力」について綴っています。
本番のあとが、本当のスタート――
大阪オカリナフェスティバルが終わりました。
大きなステージを終えて、ほっとした人も多いと思います。
その一方で、少し燃え尽きたような、静かな余韻を感じている方もいるかもしれません。
私自身、この時期になるといつも「練習とはなんだろう」と考えます。
音楽を続けるうえで、最も大切な時間は、本番そのものではなく、「終わったあと」にあるのではないかと感じるからです。
練習は「がんばること」ではなく「できるを見つけること」
フェスティバルの前、どのグループも本当によく練習していました。
音を合わせ、表現を磨き、互いの呼吸を感じながら一歩ずつ進む。
でも、中には途中で「もう疲れました」と言ってしまう人もいました。
私は思うんです。
その「疲れ」は、体の疲れよりも、心の疲れなんだと。
“できないところ”にばかり目を向けてしまうと、努力はいつしか苦しみに変わります。
けれど、“できるようになったところ”を見つけられたら、その瞬間、練習は楽しい時間に変わるんです。
昨日より少し音がのびた。
今日は一つのフレーズを気持ちよく吹けた。
それだけでいい。
上達は、“できる”を見つけて積み重ねることから始まります。
なぜ、やめてしまうのか
フェスティバルのあと、「しばらくお休みします」と連絡をくれる人がいます。
もちろん、休むこと自体が悪いわけではありません。
ただ、そのとき、私は心の中でいつも問いかけます。
「どうして、いま休みたくなったんだろう?」
本番を終えて疲れるのは当然です。
でも、その疲れが“達成感の後の心地よい疲れ”なのか、“できなかった自分を責めての疲れ”なのかでは、まったく意味が違います。
できないことを見続ける人は、やがて心が折れます。
できることを見つける人は、また次へと歩き出します。
私はレッスンで「できない」と言われるより、「ここまでできた」と聞く方がずっと嬉しい。
上達は比較ではなく、積み重ねです。
本当は、休む前にその気持ちを少しだけ聞いてみたい。
どこで心がつまずいたのか。
何がしんどかったのか。
それを知ることが、次の音につながる気がしています。
本番のあとが、本当のスタート
ステージに立って、演奏を終えた瞬間。
あの時間は、ひとつのゴールであると同時に、新しいスタートでもあります。
達成感があるうちに、もう一度オカリナを手に取ってみる。
自分の音を聴き直して、感じたことを整理してみる。
たったそれだけで、音がまた一段深くなる。
本番のあとこそ、学びがいちばん多い時間。
“できなかった”ではなく、“ここがもっと良くなるかも”と気づく。
その感覚を持てる人は、次のステージに自然と進んでいきます。
音楽の喜びは、結果よりも“続ける力”の中にあります。
やりきったあと、もう一歩だけ踏み出す――その積み重ねが、音に厚みを生むのだと思います。
上達を楽しむという生き方
音楽も人生も、できないことを数えるより、できるようになったことを喜べる方がずっと豊かです。
上達は“努力の結果”ではなく、“楽しみながら続けた時間の副産物”。
だからこそ、練習は「がんばる」ではなく「楽しむ」。
“できた”という小さな喜びが、次の音を導いてくれます。
昨日より少しできた。
それでいい。
それが積み重なって、いつの間にか大きな力になっている。
オカリナは、吹く人の心がそのまま音になる楽器です。
焦らず、無理せず、少しずつ。
上達を「楽しむ」気持ちを、どうか忘れないでほしい。
フェスティバルが終わっても、音楽は終わりません。
むしろ、ここからが本当の始まりです。
「昨日より少しできた」――
その小さな実感を大切にして、また次の音へ進みましょう。
オンライン&リアル教室のご案内
🔵リーナ★リーナのオンライン教室では、全国の方がオカリナを楽しんで学ばれています。
月6回の配信レッスンは、時間や場所に制約がなく、近くに教室がない方や忙しい方にもおすすめ。
15日間の無料オンライン体験レッスンを実施中です。
Zoomが初めての方も、音符が読めない方も大歓迎です。
全国どこからでも、ご参加いただけます。
🔵リーナ★リーナのリアル教室は、月1回90分のグループレッスンで譜読みや演奏のコツをお伝えしています。
大阪・兵庫・奈良を中心に開催中。個人レッスンやアンサンブルコースも充実しています。
