私がなぜオカリナでグラミー賞を目指すというブログを書き始めたのか…
そしてなぜ今までの職歴まで書いたのか
これは
決意表明でもあります。
そして
何のために目指すのかを
自分の中ではっきりさせるために書いているともいえます。
大したことのない職歴を
わざわざ書いたのも
皆が想像できる世界に生きてきた私が
皆が想像できない世界にチャレンジすることで
私の生きるモットー「やればできる」を伝えることができるのではないかと思ったからです。
「音」で「音楽」で生きるを伝える
グラミー賞の先にある夢です。
そして、この夢は「オカリナを見つめた日」から始まりました。
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あの日の私は
夢も希望も失くしていました。
いくつもの夢を叶えてきた私が
夢を失う。
病気になって演奏活動をやめて
夢も希望も失った経験があるからこそ「夢は生きるエネルギーだ」と講演会で言い続けてきました。
夢を失う怖さを知っている私が
夢を失う。
それは「願望」をすべて叶えてしまったからなんです。
贅沢なことだと思うでしょうが、私が目指したことは全て叶いました。
願望成就のためにできることは何でもやりました。
次々に夢を叶えるのは楽しかったし、周りの人も一緒に楽しんで喜んでくれていました。
ひとつ夢が叶うと、次の夢を探す
そのうちに、夢はどんどん大きなものになって、自分が想像する以上のものになってしまい、それが叶ってしまうと…
次の夢を想像することすらできず、完全に行く道を見失ってしまうのです。
夢を追い続けている人は、同じような経験があるかもしれません。
今の私からは
想像もつかないかと思いますが
2年と半年ほど前
これからどうしよう…と立ち竦んでいる私がいました。
いろんな仕事をしようと試みてみました。
でも
なんでもできるはずの私が
何ひとつ、まともにできなかったのです。
そんな時に言われたんです。
「新しい仕事を無理してするより、自分のできることを仕事にした方が良い」と。
自分のできることって何やろ?と考えてみるけれど
何にもない…
資格も肩書もない…
勉強するのにも時間にもお金にも余裕がない…
もちろん健康にも…
そんな私に何ができるんやろ…
そう思ったときに
ふと思い出したのが
講演会でオカリナを聴いた人が
「教えてほしいわ~」と言われていたことでした。
オカリナをケースから出して
私ははじめてじっくりと見つめました。
手のひらにすっぽり入るオカリナ
この音に
多くの人が涙してくれたなあと
心が洗われたと言ってくれたなあと。
いい思い出ばかりのオカリナです。
「オカリナ教室やってみようかな」
この時はまだグラミー賞なんて言葉すら自分の中にありません。でも、このとき、私は夢の第一歩を踏み出したのです。
さくらいりょうこ🌸