先日のクラスジャパン小中学園の特別講座での音楽授業を通して感じたことです。で、前回の投稿のつづきです。
ここに気づくかが、とても大事だと思います。
そもそもアメージンググレースが吹けると小中学生が喜ぶのか?
ということです。
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ここ、かなり重要だと思うのです。
最新の曲をオカリナで吹けるようになるよ!って言ってあげればよいのですが、パプリカもレモンも難しいのです。40分、50分の授業でできることではないのです。(おそらく楽譜があれば、みんな練習して吹けるようになりますが、#♭などの説明だけでも時間が足りない)
なので、全員で吹ける曲、そして短時間でも吹けてしまう曲が「アメージンググレース」だったわけです。
でもでも、それは「こちらの都合」です。
小中学生には通用しませんよね。
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そこでどうするのか
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アメージンググレースを吹く「意味」をつくってあげるのです。
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なぜ、アメージンググレースなのか
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歌詞を紹介してもよかったのですが、小学1年~中学3年まで・・・理解力が違いすぎますよね?
こういう場合は、小難しいことを話してはいけないのです。
目線は全員、言葉は1年生にもわかるように「ひらがな」で話します。
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そこで私が意味付けしたのは「願いを叶える」というものでした。
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もちろん前ふりがたくさんあります。
①夢ってなに?
②魔法って信じる?(これは私の夢トーク・・・信じる人にだけ魔法は現れるんだってと話しました)
こういう下地をつくっておいて③願い事を神様(宇宙?)にお願いしてみよう!と持っていきました。
その際に伝えておくのは、神様(宇宙)はすごいので、願い事は1回聞けば覚えてくれているということ、何度も何度もしつこくお願いしないということ、願い事はどんなことでも良いということ。自分の夢を叶えてほしいでもいいし、心配なことがあれば〇〇ちゃんが元気になりますようにとでもいいし、晩御飯に〇〇が食べたいですでもいいと、いくつかのパターンを伝えます。
そして、願い事が神様に届きやすいように「アメージンググレース」を吹きながらお願いしてみよう!
と・・・
中身については好みもありますし、ほかの意味付けでも良いと思います。
子どもたちが「ワクワク」して、授業が終わってからも続けてくれるようなこととして考えました。
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私は、いつもこの「意味付け」が大切だと思っています。
算数や数学が大嫌いでした。ルールを教えることばかりの先生。それがどこで役に立つのかを教えてほしかった。化学も物理も。ワクワクする話があれば、ルールも覚えようと思うものです。
私のオカリナ教室に音楽が苦手だった小学校のときの同級生が習いにきてくれています。彼は本当に苦手そうでしたが、自分が吹きたい曲があるという強いモチベーションで3年以上習い続けてくれ、今ではとても上手になりました。
大人は、自分のやりたいことに「意味」や「理由」を考えますよね。それを「ワクワク目線」で盛り込んだら良いのでは?と思いました。
そうすることによって、音楽を、笛を吹くということを、楽しんで練習するという状況を創りだせると思いました。
オンラインの音楽授業は、まだまだ可能性があるように思います。
またやりたいな。
さくらいりょうこ