今日は施設等でのボランティア演奏について思うことを書かせていただきます。
偉そうにすみません・・・(;´∀`)
私は自分の教室の生徒さんたちには「ボランティアで(施設等に)演奏に行くときは必ず相談してください」と話しています。
それは、言っても言っても言い尽くせないくらい注意事項があるからです。
ボランティアでの演奏に反対しているわけではありませんので、そこはお間違えのないようにしてくださいね。
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オカリナ教室を開講してたった二年と半年。
若輩者ですが、ミュージシャン歴と講演歴は意外と長いのです。
その経験も踏まえて、僭越ですが、少し書きたいと思います。
私の生徒さんたちには、いつも「楽しんで演奏してね」と言ってます。そして、できることなら「誰かに聴かせてあげてね」と話しています。
生徒さんたちは、自分で出番を見つけ、けっこうあちらこちらで演奏をするようになっています。それはそれは楽しそうで私も嬉しい限りです。
その生徒さんたちに、ボランティア演奏を安易に引き受けてほしくないことを時折話しています。
それは、お金をもらうとかもらわないとかに限らずのことです。
例えば、子どもさんたちの施設に行く場合、うっかり「約束」をしてはいけません。
例えば、ご高齢の方の施設に行く場合、次の約束をしてあげることが一番の喜びになります。
この2点は最重要です。
共通項は、演奏とは違う部分で「無責任」なことをしてはいけないということです。
できることなら、子どもたちには「夢」を、ご高齢の方には「次の楽しみ」を持たせてあげてほしいと思います。
次に重要な点は「主催者さん」がいるということ。
この方たちの立場も考えないといけません。
施設等の場合、お仕事をする傍らで、皆に喜んでもらいたいと演奏会の準備をされているのです。
お互いに確認したいことがあるはずですが、そのやり取りの仕方も大事です。
絶対に「演奏してあげる」というような態度や発言はいけません。
反対に「演奏させてください」とへりくだることもないのですが、そのくらいの気持ちで行けば問題はおきません。
準備してほしいものもあるでしょう。
準備できないものもあるでしょう。
準備して持っていくものもあるでしょう。
そこに折り合いをつけていくことも必要です。
あとは、時間の確認、場所の確認、控室があるのかないのか、お昼ごはんを挟むのか…等々細かいことを上手に決められれば、やっと演奏のことを考えれるのです。
そこにもまだハードルがあります。
自分が良いと思う選曲が必ずしも良いとは限らないということをしっかり考えてください。
自分が吹ける曲を吹くというのは論外です。
友人とのライブとか、余興とかならいいんですよ。
同じような感覚でボランティア演奏で施設訪問をしてはいけません。
選曲はとてもとても大事です。
小学生には1年前の曲は「古い」のです。かといって最新の曲をするのも限界がありますよね。
実は、一番しんどいのが小学生です。
なぜなら、楽しくないと(知らない曲ばかりだと)遠慮なく「つまらないオーラ」を出しますから。
ディズニーやジブリをやるのは定番ですが、ただ、演奏するだけでは飽きる子どもはたくさんいます。
その点、ご高齢の方は選曲しやすいですね。
音楽療法の世界でも言われているように、唱歌などで歌い出す人は多いです。
どちらの場合も、それなりな選曲が見つかることと思います。
あとはMCです。
長く話すことは必要ありません。
でも、曲紹介をしてもいけません。
なぜなら
曲紹介では「共感」を得られないからです。
言葉は慎重に選ばないといけません。
ひとつ間違えると「この人、何しに来たんだろう?」と思われてしまいます。
なんとなく喋るというのは最悪ですね。ちゃんと文言を原稿に書いていきましょう。
難しいことだらけのボランティア演奏。
自分が楽しむのではなく、観客を楽しませる。とっても高いハードルです。
私は、一度引き受けたのであれば、次の約束をする気持ちで行ってあげてほしいと願います。
どうやったら「次の約束ができるか」は、トークにあります。
せっかく読んでくださったので、私ならこう言うなあという言葉を書きますね。
最後の演奏の前に聞くのです。
「次、いつにする?」って(笑)
そこに拍手や笑顔が見えたら、すべて終わって帰るときに、担当の方に「また来てもいいですか?」と聞いてみてください。きっと喜ばれます。
あ~
まだまだ書きたいことあるなあ。
長くなるので、また今度にします。
さくらいりょうこ🌸