オカリナを吹くことが認知症予防になるかという観点で、オカリナ指導者としての気づきを書いておりますが、少し止まっておりました。今までに呼吸法と、舌を動かす(タンギング)のことを書いてきましたが、今日フォーカスするのは「目」と「脳」です。

前述した意識した呼吸も、舌を使うことも、もちろん脳を使っているのですが、呼吸は、脳を動かすというより、脳をリラックスさせ、心肺機能をあげていくことを目指します。そして、舌を動かすトレーニングは、普段当たり前に動いてくれている舌も、加齢とともに、動きが悪くなったりします。オカリナだけでなく吹奏楽器を演奏していれば、舌のトレーニングは自然とできます。

そして「目」と「脳」です。

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オカリナ教室にお問合せくださる方は、よく「楽譜が読めませんが大丈夫ですか?」と聞かれます。これは、ドレミのふりがなを振った楽譜もありますので、問題はありません。そこにハードルを設けて、楽しいオカリナを吹けないなんて悲しいですもの。

しかし、そのドレミをしっかりと、リーナのレッスンでは歌います。

これは「階名視唱」といって、音楽の基本です。

音符でも、ふりがなでもどちらを見ても良いのですが、演奏する曲の楽譜を見ながら、つまらずにドレミで歌えるようになるまで練習します。

「つまらずに」がポイントです。

そのくらい、すぐできるでしょう?と思うでしょう?

それが、慣れてないと、目が追いついていかないのです。

多くの方は、歌っているところの音符を読みます。でもこれでは間に合わないのです。例えば楽譜の段が変わるところで、そのようにしていると、段が移ったときに、目線が変わることで、「あら?」と、止まってしまいます。

想像できるでしょうか?

段が下段に移るだけで、目がおいつかないのです。

私は、小さな頃にピアノを習ったおかげで「今弾いているところの一小節先を見ながら弾く」ことを体得しています。小さいときに、ピアノを少しでも習っていれば、皆さん、この苦しい練習を既にしているので、意外とすいすいいきます。

しかし、音楽はじめてです。

という方たちには、なかなかどうして、楽譜を(オカリナはまだ吹いてない)読みながらドレミで歌うだけでも止まってしまいます。

「目」からはいってくる情報は「脳」に伝達され、そしてオカリナを吹くという動作に繋がっていきます。

「目」がとまれば、すべて止まってしまいます。

オカリナを吹いたら「目」がよくなるという話ではありません。「目」が楽譜をおうこと、まして、慣れていないことをすると、脳に伝達するのに時間がかかります。それをオカリナの練習をしながら、同時にトレーニングするのです。

普段意識してトレーニングしないところを、オカリナはたくさん使います。次の投稿では「耳」のトレーニングにしましょうか。

思っている以上に、脳を活性化させているオカリナ。すばらしいですよ。