私はもともとフルート奏者です。
今でもフルートを吹きます。
中学生から学んだフルート、学生時代は世界をめざす!と大志を抱いていました。
それが・・・
最近、オカリナばかり。
というか、オカリナ奏者と名乗ってます(笑)。
そして、またまた大志を抱いております。
どちらも大好きな笛ですが、フルートの音色はキラキラしているのに対して、オカリナは人の声のようなのです。
フルートは楽器で、オカリナは声です。
これ、間違いない。
私はシンギングメソッドという練習法を雑誌オカリナに連載していますが、まさに「歌う」ことでオカリナは上達するのです。そして、オカリナの音は自分の声のようにメロディーを奏でてくれます。
なので、その人にしか出せない音なのです。
しかし・・・
そのオカリナの持つ音色を鳴らしきっていない人が多すぎます。
プーっと吹いて、それで美しいと思ってる。
鳴りやすいオカリナを選んで、その音を楽しんでいる。それはそれで良いのですが、本当に上手になりたいと思うなら、そのオカリナの持つ音色に甘えるのではなく、そこに自分を表現できる音を見つけませんか?
とても上手になった生徒さんの個人レッスンをしていて感じたのは、うわべだけ吹いていることでした。腹筋も背筋もなってない。もっと吹いて、もっと吹いてと言うと、どんどん音が鳴ってくるではないですか!それはそれは素晴らしい音になったのですよ。メロディーもガツンときました。
オカリナは素晴らしい笛です。