これまで演奏活動をやってきて感じることは、本番の場数を踏むことが上達への近道だということです。

 毎日何時間も練習しても、本番で緊張したらボロボロになります。もちろん練習は必要です。たくさん練習すればそれは自信に繋がります。しかし、たくさん練習すればするほど、本番の失敗に凹みます。

 私、失敗しないので。

 と言えたらいいのですが、音楽に関しては失敗しない演奏が良いとも限らないのです。ショパンコンクールなどは例外ですよ。世界トップクラスの方は別格です。あの方たちは練習量も半端なく、センスも才能もあり、どのように音楽が聴こえているのか、どのように音楽を奏でたいのか、メンタルも含め、すべてをコントロールできるのです。おそらく、日々の考え方とかは一般人である私とは大違いだと思います。

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 私の場合、練習量が極端に少なく(自慢ではない)、イメージだけで演奏を創り上げるので、テクニックが追いつかない場合が多いです。テクニックは間違いなく日々の鍛錬がものを言います。なので、何時間も練習される場合は基礎連やテクニックの練習に時間を割かれると良いと思います。

 付け焼刃の練習で本番に立つことが多い私は、初めて吹く曲はいつもボロボロ。人にわかる場合もわからない場合もありますが、自分の中でボロボロなんです。というのは「慣れてない」ということです。メロディーはほぼ覚えているのですが、この「ほぼ」が大問題です。ふと「どうだっけ?」と思った瞬間にボロ・・・となるのです。

 しっかり練習すればいいじゃん。

 という話なのですが、練習をしても、ボロ・・・となるのです。凹みますが、自分の練習量を考えると、仕方ないか~とも思えます。

 それが・・・

 そのボロボロだった曲を一年ぶりに練習すると、前にうまくいかなかったところが上手に吹けるのです。本番でもノーミス。その上に楽しく演奏できます。

 さて、何が違うのでしょうか。

 それが場数です。慣れという場数です。慣れると間違うと言われる方も多いですが、それは本番の集中力の差です。いい加減に吹くと間違えます。いい意味での「慣れ」は最高の結果を出します。

 なぜなら、力が抜けるからです。

 一所懸命の演奏は素晴らしいですが、余裕のある演奏はもっと素晴らしいのです。練習量が余裕に繋がれば良いのですが、それより本番を踏むことが何よりです。

 オカリナ教室リーナ★リーナでは、毎年発表会を開催しています。そこでの上達ぶりは素晴らしいものです。それは次の記事で書きましょうか。

 オカリナ教室リーナ★リーナ

 主宰 さくらいりょうこ