オカリナコンサートでの「選曲」について少し書いてみようと思います。

 

まず
発表会とコンサートは違います。

 

ここはおわかりですよね?

発表会は「自分」が中心
コンサートは「観客」が中心

 

この違いをしっかりと意識すると「選曲」しやすくなります。

 

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とっても当たり前のことを書いていますので、失礼あればごめんなさい。

 

 

私の教室では「聴かせるオカリナ」を意識してもらっています。これは、発表会でもコンサートでも共通です。

「聴いてもらう」ではなく「聴かせてあげる」という、少し「上から目線」です。
これくらいの意識を持たないと、人前で演奏するのに緊張してしまい、残念な結果になってしまいます。

 

そこに「選曲」という、とてもとても大事な選択があるのです。
この選択を間違うと、どんなに上手に演奏しても、残念な結果になってしまいます。

 

 

発表会では、ご自身の好きな曲、吹きたい曲を演奏するのが良いと思います。ここに決まりはありません。

 

ただ!

 

私が生徒さんに選曲アドバイスをするのであれば「自己満足」か「ウケる」か、どちらを目指すのかを考えてもらいます。
何度も書きますが、発表会は「自己満足」でいいのです。

 

ただ!

 

私は「ウケる」方を選びます。
欲を出すなら「両方」を選びます。

 

それは、そこにいる人に喜んでほしいから。そして、たくさんの拍手をもらいたいからです。

 

 

皆さん、どうでしょう?

クラシックのコンサートに誘われて
知らない曲ばかりだと、眠たくなりませんか?

これはジャズでも同じですよね。
いえ、ジャンル問わず同じですよね。

アンコールに演奏してくれた、誰でも知っている名曲がいちばんよかったということは多々あります。

 

 

私は、自分のライブで、そのことを体感しました。

8月の大阪、9月の東京、そして神戸と三か所で少しずつ選曲を変えたのです。

 

 

8月のライブは神戸や大阪のお友だちがたくさん集まってくれました。
そこで演奏したのは、パワーオカリナのアルバムの曲「だけ」。
みんなが知っているカバー曲は演奏しませんでした。

 

吹きたい曲を吹く。
発表会と同じですね。

 

かなり「選曲」に拘ってきた私としては、ここは冒険でした。
大丈夫かな?と不安もありました。

私はプロである以上、お越しいただいたお客様を、退屈させてはいけません。

 

 

この日の会場はミラーボールのあるライブハウス。
照明もしっかりつけてもらって、ライブに入る前の仕掛けからすべてバッチリすすめました。
衣装も着物を着せてもらい、ステージ上で着替えました。それに加えて「弾丸トーク」。

 

よかった!
と言ってもらえるステージをするのには、最低でもそれだけのことをしなくてはいけないのです。

おかげさまで「こんなオカリナのステージはじめて」と皆さんに喜んでいただけました。

 

 

つづいて9月の東京です。

東京のライブハウス
そこには照明がありません。
音響も前と違ってイマイチ。
衣装も着物ではなくて…

大阪と同じく、お越しいただいたお客さまに楽しんでいただくのに、提供できるものがかなり減ってしまいました。

 

ハードルが上がるわけですね。

残されたのは「弾丸トーク」のみ。
これでイケるか??
と、思うも…
アルバム発表のライブです。

 

急きょ、アルバムの曲を披露しながら、ラストで「母さんの歌」をアカペラで演奏することを決めました。

一曲だけ、皆さんの知っている曲を、たった30秒入れたのです。
もちろん「トーク」と絡ませて。

 

一般ブログの方で「ライブトークのコツ」というのを書いていましたが、「トーク」はとても大切です。

おかげさまで、この東京も「いい結果」を出せました。

 

ここまでは、私の自慢ではありません。

知らない曲ばかりのコンサートで、「よかった」「楽しかった」と言ってもらうためには、様々な工夫が必要であるということをお伝えしています。

 

 

で、最後。
神戸です。

これは「主催者」がいます。
ホテルのバーが「主催者」です。

ここで、がらりと「選曲」が変わるのです。

私が演奏したいのはアルバム「パワーオカリナ」の楽曲です。しかし、「主催者」サイドで考えると…さてさて、どうすべきでしょうか。

 

吹きたい曲、宣伝したい曲だけを吹いて良いと思いますか?

 

私が、今日のブログで伝えたかったことは、いかに「聴き手」を意識することが大切か。ということです。

 

 

この続きはまた書きますね。

さくらいりょうこ🌸